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日本の神々-古事記編-神生みによる神々-中

※括弧付きの数字は記事番号で、この記事外の時系列(原典表記順)で、その神についての説明があった場合に、説明の前に付けてある 

時系列で追っていきたい場合はその部分は読み飛ばすことを推奨する

神生みのときに生まれた神-中

・鳥之石楠船神(トリノイハクスブネノカミ)

  伊邪那岐伊邪那美神生みのときに生まれた、楠で作られた船を神格化した交通を司る神

  (18)国つ神たちを帰順させるために建御雷之男神(タケミカヅチヲノカミ)と共に葦原中つ国に赴き、御大(ミホ)の岬(後の美保の岬 島根県八束郡美保関)にいた八重言代主神(ヤエコトシロヌシノカミ)を建御雷之男神の元に連れてきた

  →詳細は建御雷之男神の国譲りの段へ

  別名を天鳥船神(アメノトリフネノカミ)という

・大宜都比売神(オオゲツヒメノカミ)

  伊邪那岐伊邪那美神生みのときに生まれた、穀物を司る神

  (11)須佐之男に殺され、その遺骸の頭から蚕、両目から稲種、両耳から粟、鼻から小豆、女陰(ホト 女性器)からは麦、尻からは大豆が生まれ、神産巣日神が集めさせ種とした

  詳細は須佐之男の記事の該当段へ

  (16)羽山戸神(ハヤマトノカミ)と結婚して八柱の神を生んだ

  →詳細は羽山戸神を参照

  この矛盾については別の記事で考察するつもりである

・火之迦具土神(ヒノカグツチノカミ)

  伊邪那岐伊邪那美神生みのときに生まれた、火を司る神

  輝く火の性質を持つ

  生まれてくるときに伊邪那美の女陰(ホト 女性器)を焼いてしまい、これが原因で伊邪那美は病死し、火之迦具土自身も妻を喪った伊邪那岐にで首を刎ねられる

  火之炫毘古神(ヒノカガビコノカミ)という別名があり、これも輝く火の性質をもつ

  また火之野芸速男神(ヒノヤギハヤヲノカミ)という別名もあり、これは荒々しい火の性質をもつ

・金山毘古神(カナヤマビコノカミ)

  伊邪那美火之迦具土に女陰(ホト)を焼かれたことが原因で、床に臥せっていたとき、その嘔吐物から生まれた鉱山を司る神

・金山毘売神(カナヤマビメノカミ)

  伊邪那美火之迦具土に女陰(ホト)を焼かれたことが原因で、床に臥せっていたとき、その嘔吐物から生まれた鉱山を司る神

・波邇夜須毘古神(ハニヤスビコノカミ)

  伊邪那美火之迦具土に女陰(ホト)を焼かれたことが原因で、床に臥せっていたとき、その糞尿から生まれた肥料を司る神

・波邇夜須毘売神(ハニヤスビメノカミ)

  伊邪那美火之迦具土に女陰(ホト)を焼かれたことが原因で、床に臥せっていたとき、その糞から生まれた肥料を司る神

  孝元天皇の妻に同名の神がいる

・弥都波能売神(ミツハノメノカミ)

  伊邪那美火之迦具土に女陰(ホト)を焼かれたことが原因で、床に臥せっていたとき、その尿から生まれた灌漑の水を司る神

・和久産巣日神(ワクムスビノカミ)

  伊邪那美火之迦具土に女陰(ホト)を焼かれたことが原因で、床に臥せっていたとき、その尿から生まれた穀物を司る神

  その子に豊宇気毘売神がいる

・豊宇気毘売神(トヨウケビメノカミ)

  和久産巣日神の子で食物を司る神

  度相(ワタライ)にある外宮〔トツミヤ 伊勢神宮の外宮(ゲクウ)のこと〕に鎮座している

  別名に登由宇気神(トヨウケノカミ)がある

  この別名は邇邇芸命の天孫降臨の部分で初出だが、ここでは鎮座地の説明をされたのみで、天降りに随行したかは書かれていない

・泣沢女神(ナキサワメノカミ)

  伊邪那美を喪い悲しみ泣いた伊邪那岐の涙から生まれた

  香久山麓の畝尾の木之本に鎮座している

・石拆神(イハサクノカミ)

  伊邪那岐天之尾羽張(アメノオワバリ)火之迦具土の首を刎ねた際(詳細)、その切先の血が岩に飛び散り生まれた石槌の神

  天之尾羽張神の子

  名には岩を割くほどの力を持つの意がある

・根拆神(ネサクノカミ)

  伊邪那岐天之尾羽張(アメノオワバリ)火之迦具土の首を刎ねた際(詳細)、その切先の血が岩に飛び散り生まれた石槌(鍛冶をするときに使う)の神

  天之尾羽張神の子

  名には木の根を割くほどの力を持つの意がある

・石筒之男神(イハツツノヲノカミ)

  伊邪那岐天之尾羽張(アメノオワバリ)火之迦具土の首を刎ねた際(詳細)、その切先の血が岩に飛び散り生まれた石槌(鍛冶をするときに使う)の神

  天之尾羽張神の子

・甕速日神(ミカハヤビノカミ)

  伊邪那岐天之尾羽張(アメノオワバリ)火之迦具土の首を刎ねた際(詳細)、その血が鍔から岩に垂れ、生まれた神

  天之尾羽張神の子

・樋速日神(ヒハヤビノカミ)

  伊邪那岐天之尾羽張(アメノオワバリ)火之迦具土の首を刎ねた際(詳細)、その血が鍔から岩に垂れ、生まれた神

  天之尾羽張神の子

・建御雷之男神(タケミカヅチヲノカミ)

  詳しくはこちらの記事へ

・闇淤加美神(クラオカミノカミ)

  伊邪那岐天之尾羽張(アメノオワバリ)火之迦具土の首を刎ねた際(詳細)、その血が柄から手を伝って岩に垂れ、生まれた神

  谷の水を司る水神であり、また雨を司る竜神でもある

  天之尾羽張神の子

  淤迦美神(オカミノカミ)

・闇御津羽神(クラミツハノカミ)

  伊邪那岐天之尾羽張(アメノオワバリ)火之迦具土の首を刎ねた際(詳細)、その血が柄から手を伝って岩に垂れ、生まれた神

  谷の水を司る水神であり、また雨を司る竜神でもある

  天之尾羽張神の子

・正鹿山津見神(マサカヤマツミノカミ)

  伊邪那岐に刎ねられた火之迦具土の頭から(詳細)生まれた神

  山の頂を神格化したもの

  天之尾羽張神(アメノオワバリノカミ)の子

・淤縢山津見神(オドヤマツミノカミ)

  伊邪那岐に切り殺された火之迦具土の胸から(詳細)生まれた神

  山の麓を神格化したもの

  天之尾羽張神(アメノオワバリノカミ)の子

・奥山津見神(オクヤマツミノカミ)

  伊邪那岐に切り殺された火之迦具土の腹から(詳細)生まれた神

  深山を神格化したもの

  天之尾羽張神(アメノオワバリノカミ)の子

・闇山津見神(クラヤマツミノカミ)

  伊邪那岐に切り殺された火之迦具土の、陰茎(マラ 男性器もしくは陰嚢)から(詳細)生まれた神

  暗い谷間を神格化したもの

  天之尾羽張神(アメノオワバリノカミ)の子

・志芸山津見神(シギヤマツミノカミ)

  伊邪那岐に切り殺された火之迦具土の左手から(詳細)生まれた神

  鬱蒼とした樹木を神格化したもの

  天之尾羽張神(アメノオワバリノカミ)の子

・羽山津見神(ハヤマツミノカミ)

  伊邪那岐に切り殺された火之迦具土の右手から(詳細)生まれた神

  山の麓の方にある山を神格化したもの

  天之尾羽張神(アメノオワバリノカミ)の子

・原山津見神(ハラヤマツミノカミ)

  伊邪那岐に切り殺された火之迦具土の左足から(詳細)生まれた神

  なだらかな山を神格化したもの

  天之尾羽張神(アメノオワバリノカミ)の子

・戸山津見神(トヤマツミノカミ)

  伊邪那岐に切り殺された火之迦具土の右足から(詳細)生まれた神

  山々の内の端にある山を神格化したもの

  天之尾羽張神(アメノオワバリノカミ)の子

 

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